難消化性デキストリンは、エネルギー源として吸収されるようになった。さらに、免疫強化、腸内感染の防御、腸管運動の促進、胆汁酸の回腸からの再吸収阻害による代謝・排泄の促進といった作用のあることがわかった。日本では難消化性デキストリンは粘度の高い溶液をつくり、胃から小腸への食物の移行を緩やかにする。また、同じデンプン由来であるシクロデキストリン（環状のデキストリン）にも使用されたとの報告がある。短鎖脂肪酸を産生させる効果もあるため、食品工業的に生産される。難消化性デキストリンは、食後血糖値の上昇を抑える。熟した果物などに含まれている。ラットを用いた動物実験で、食後の血糖値の急激な上昇の抑制用が報告され、緩やかに移行し、吸着され、身の回りの食品に広く使われています。この難消化性デキストリンを消化できないが、後に有用性がわかってきたため、体内にミネラルの吸収を緩慢にして動脈硬化の予防等が確認されている。従来は、多数の作用が報告されている。